TOEIC攻略法

TOEICリスニングパート4対策としてのTOEIC学習教材有効利用法

TOEICのリスニングは英語圏の人々が日常的に使用するもの、耳にするものが題材となっています。

特にTOEICパート4は店内アナウンス・電車などの車内メッセージ、CM、機内アナウンス、天気予報、ニュースなど、英語圏の人が普段の生活の中で耳にするものばかりです。このため、海外に滞在した経験がある人の方が断然有利になっています。

国内学習者がこれらのソースに触れられる機会といったら、映画や海外ドラマの中ぐらいなものです。

しかしながら、映画や海外ドラマの中で流れるこれらのソースは一種の背景、効果音みたいなもので、主題には直接かかわらないようなものばかりなので、映画やドラマをTOEICリスニングパート4対策として使用するのは効果的とは言えません。

ニュースや天気予報はともかく、その他のものはどうにもならないのが現状です。

結果としてこれらのソースを最も効率的に手に入れることができるのは、模擬問題などTOEIC学習本ということになってしまいます。

そこで、ここではTOEICリスニングパート4対策としての練習問題集有効活用方法を考えてみたいと思います。

慣れ

TOEICリスニングパート4は説明文形式です。ある程度の長さの文章が読み上げられ、それを聞いて解答を選びます。

内容は先ほど述べたように店内アナウンスやCM、機内アナウンス、天気予報、ニュースなど、英語圏の人が普段の生活の中で耳にするものです。

これらの文章には一定のパターンがあります。機内アナウンスだったら目的地到着時刻についてのアナウンスである場合が多数あります。バーゲン広告だったらバーゲン期間についての情報が必ず含まれています。

多くの問題に接することで、このようなパターンが自然と見えてくるようになります。

英語学習において「慣れる」ことは非常に重要なことですが、試験についても「慣れる」ことで初めて本来の英語力を発揮することができるようになるのです。

要約練習

具体的な練習方法ですが、ただ単に問題を解いていくだけではもったいないのでなるべく再利用していくようにしてください。

ここで言う再利用とは、解き終わった後の問題文を使って別の形で学習をすることです。

最もシンプルなのが音読をすることです。音読はパート3対策でもお話しましたが、TOEICリスニングパート4でも有効な方法です。

これ以外の方法として、問題文を聴きそれを要約するという方法があります。

TOEICリスニングパート4では問題文の要点を掴むことが重要です。必ずしも一字一句聞き取る必要はありません。

聞き取れた単語から文章全体の内容を推測し、その中から要点を理解していきます。

問題文を要約する練習をすることでこの力を伸ばすことができます。自然と文章の要点をおさえながら聴くことができるようになるのです。

問題点を挙げるとすると、模擬問題1セットに含まれるPart4の文章は8-9本ぐらいしかないことです。

これではあまりに少ないので、別途次のようなリスニング問題集に当たり、数をこなしていくことをおすすめします。

『TOEICテスト徹底練習500題 リスニング編 』
吉永秀之・吹上ナオ子・馬渡 秀孝・ビショップカヨ子(著) 三集社

本書には名のとおり500問分のリスニング問題が収録されています。これは試験5回分に当たる量です。

多すぎるように感じるかもしれませんが、TOEICリスニングパートはリーディングパートに比べ語彙がやさしいので、その気になればこれでもすぐに終わってしまいます。問題になれるためにはこれでも足りないぐらいです。

2800円と多少高価ですが、CD三枚組であることを考えれば妥当な金額だと思われます。

Part7文章題を利用する

要約練習法についてはPart7の文章題を利用することも可能です。Part7の文章題の場合音声はありませんが、その代わり目を使います。

ただし、読むといってもじっくりと読んでいくのではなく、高速で読んでいきます。1分あたり150から200語程度の速度で目を動かしていきます。

意味が分からなかったからといって文章を後戻りして読んではいけません。言うまでもありませんが、辞書は厳禁です。(といっても引いている暇はないと思いますが。)

読み終わったらできる範囲で文章の要約をしていきます。重要なのはその文章の大意と、その文章が意図するものです。

誰が、誰に対して、どのような意図で、どのようなことを伝えたかったのかをまとめていきます。

数字が絡むものは数字も大切です。数値は実際の試験でも設問になりやすいものです。

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