英語学習法提案編

単語データベースを作成する

古来、単語帳の作成は英語学習とは切っても切り離せないものでした。新出単語を辞書で調べ、単語帳に書き込み、そして何度も見直して単語を暗記する。面倒な作業ではありますが、(几帳面なA型の私にとっては)達成感のある作業でもありました。

しかし、語彙学習というものは非情なもので、新出単語は永遠に続くかのように出てきます。時を経るにつれて、単語帳に書き込んだ単語の数は膨れ上がって行きます。

そして、いつか問題が発生します。数が多すぎて管理しきれなくなるのです。

単語には難易度、さらには相性などもあり、すぐに記憶できるものもあればいつまで経っても覚えられないものもあります。これらの単語がごちゃまぜになってしまいます。

従来の単語帳では、この問題はどうすることもできないものでした。しかし、21世紀を迎えた現在、単語帳もついに革命期を迎えます。PCの発達により、個人でも単語データベースが作成できる時代に突入したのです。

データベースというと何かすごく難しそうに聞こえますが、シンプルなものならExcelのような表計算ソフトでも作成可能です。高機能なものを作る場合でも、Access等のデータベースソフトで十分作成できます。

中にはこれらソフトウェアを使うのが苦手だ、という方もいるかもしれません。

そういう方はこれを機会に、一度挑戦してみてはどうでしょうか。

「英語の勉強で忙しいからそんな時間はない」、と思われる方もいるとは思いますが、その心配は無用です。「英語」でこれらを勉強すればいいのです。

英語を身につけるためには、「英語を「使う」のが得策です。これらソフトの使い方を英文テキストなどで勉強する過程でリーディング訓練ができてしまうのです。

何か難しそうに感じるかもしれませんが、このような類のテキストはだいたい平易な言葉で書かれていますし、分野が限られる分語彙も限られてくるので、慣れてしまえばこれほど読みやすいものもありません。

最大の利点は英文慣れできることです。テキスト一冊終了する頃には、TOEICのPart7で出題される問題文なんて、これっぽっちも長く感じなくなります。

ExcelやAccessを英語で勉強されたいという方には、次のテキストをおすすめします。

英語力がまだ低く、英文だけでは理解できるかどうか不安だという方は、日本語のテキストを先に読んでおくことをおすすめします。

また、同じことを2度繰り返して勉強することになるので、肝心のテキストの内容の理解度もずっと高くなります。

この方法であれば英語初級を終了されているぐらいの方でも十分可能だと思います。一度思い切って挑戦されてみてはいかがでしょうか。

日本語のテキストには下記のようなものがあります。

また、これらのソフトを使いながら覚えてきた、という方にもこれらのテキストによる学習をおすすめします。

使いながら覚えた場合、意外なところが抜けていることがあります。これらのテキストを読んでいくと、「こんなことができたんだ」という発見が随所に出てきます。夢中になって読み込んでいくと、「英語を勉強している」感覚がなくなってきます。

これこそが理想の英語学習の状態です。意識していないので苦になりません。

苦にならない、つまりストレスのかからない勉強方法こそ、最も効果の高い勉強法なのです。

知識や技術が身につき、かつ英語力まで伸びてしまうという、まさに一石二鳥とはこのようなことを言うのでしょう。

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